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経営として、情報の透明化を更に頑張っていきますよって話(会社フェーズも変わり、情報の透明化に課題感を感じるメンバーが少しずつ増えてきたので)
社内報です。
この記事のまとめはじめに。一般的な話。シェルフィーの現状「情報がオープンである事実」と「情報が隠れているという声」の矛盾を紐解く3. オープンであり、しっかり伝えているが、一部には届いていない情報4. オープンで良いのに、意味なくついつい閉じてしまっている情報5. オープンにするが、情報発生と伝達のタイムラグ間にある情報「情報共有されていない」と感じる状況も問題であるシェルフィーの現状まとめシェルフィー、こうしていく1. 情報の透明化2. 1を適切に扱える環境を作る意図を知れること適切にパースされることシェルフィーのみんなにお願いしたいことおわりに
この記事のまとめ
- シェルフィー株式会社は、情報がオープンな会社です
- オープン99.5%、クローズ0.5%とかです(体感)
- それでもフェーズの進化と共に、徐々にクローズ情報・その体感値は増えてきています
- 今とこれからに合わせ、よりオープンにしていきますよ
- 適切に業務に生かして、みんなで良いサービスを作りましょう(^o^)
はじめに。一般的な話。
(ひとつの切り口ですが)世界はノードとエッジで出来ています。
会社組織も同じく捉えられます。
様々な人が、様々なスケールの組織体に属し、それらが集合して複雑な会社組織となります。
組織間の適切な情報流通によって、全体としての組織の正常な運営が成されています。
組織内どこかがブラックボックス化すると周囲に正しく情報が伝わらなくなり、周囲を巻き込み機能不全を起こします。
更に進行すると、組織全体に広がり、組織崩壊にも繋がりかねません。ちょうど肉体の壊死のようなことが起こります。
ブラックボックス化 → 情報流通不全により、例えばこんなことが起こります。
- 意思決定の精度低下
- 意思決定の遅延
- 間違いを恐れての、行動数の低下
- 間違いを恐れての、組織内の人々の心身健康度合いの低下
- 疑心暗鬼に陥る
シェルフィーは全員がそれぞれのスケールにおいて、自律的な意思決定者である組織です。その指向の元集まったメンバーだからブラックボックス化を問題に感じるのであって、別の指向性の組織体ならこの限りではないですね。
大きなビジョンを達成するために、健全な組織を長く運営し続けることはとても大切ですね。
なによりも、せっかくなら楽しく働きたいですしね!
シェルフィーの現状
さてそして、シェルフィーの場合はどうなっているか。
2022/7/8 の状況です。
徹底して情報はオープンになっています。
例えば、
- slackでは、96%がpublic channelsに投稿
- slackでは、private channelは極端に少ない(@teppei ishikawa は経理・労務・経営の3つだけと認知しています)
- 基本的に全てのミーティングをオープンスペースで実施
- 各種議事録・データシートなどにおいて、閲覧制限ファイルはほぼなし(絶対量に対して)
- とは言え、思考中の事業戦略・お金周りなどは制限がかかりがちです
- 後述のオープンで良いのに、意味なくついつい閉じてしまっている情報に該当するものもあります
- 制限をガンガン減らしていこうと、着手中です
- 納得感を大切にする文化や、ARAなどの制度にも現れている
「情報はオープンな方が嬉しい!」という方にとっては、素直に自慢できる状況です。
さてその一方で、それでもなお「情報が隠れている」という声も増えてきました。(と言ってもまだまだ少ないですが)
「情報がオープンである事実」と「情報が隠れているという声」の矛盾を紐解く
まずは分類。
「情報がオープンである事実」と「情報が隠れているという声」の矛盾の影には、下記分類でを付けた情報が増えてきたという背景があるかなと理解しています。(仕分けも重さもめっちゃ雑ですが、まあ大体こんな感じです。)
- オープンであり、しっかり伝えられている情報
- オープンであり、うっかり伝え漏れている情報
- ほぼゼロ(自認できないですが)
- オープンであり、しっかり伝えているが、一部には届いていない情報
- 人数増加とともに絶対量として増えていく性質があります
- 人数増加とともに「そう感じる人」も増えていきます
- 後述します
- オープンで良いのに、意味なくついつい閉じてしまっている情報
- 増えてきている、問題である
- 後述します
- オープンにするが、情報発生と伝達のタイムラグ間にある情報
- 後述します
- オープンにせず、敢えて一部の人にしか伝えていない情報
- ほぼゼロ
- オープンにせず、敢えて全体に伝えていない情報
- ほぼゼロ
3. オープンであり、しっかり伝えているが、一部には届いていない情報
『結果的に「隠れている」と感じられる』情報群です。
人数が増えると当然増えていきます。
- 何を誰に伝えるべきか、精度を保つのが難しくなる
- 伝達された情報の理解具合を検証するのが難しくなる
「すべてを公開する」が解決策ですが、公開情報すべてを認識できるかというとそんな訳もなく、課題感を解決できるかと言うと難しいところですね。
「自分に必要な情報の在り処がわかり」「簡単にアクセスできる」「その前提が全員にある」あたりまでが環境レイヤとしての解法だと思います。
4. オープンで良いのに、意味なくついつい閉じてしまっている情報
@teppei ishikawa が知ってる限り、経営チーム起点で増えてきたと認識しています。
(とは言え絶対量は少なく、ほぼ全てをオープンにしています。増えてきたですね。0.1% → 0.2%にとか。)
これは特に問題で、人やお金周りなど「出すより出さないほうが一見お得である情報」を起点に、じわじわと無意識に増えていく性質があります。
小さなコミュニティって楽で安全ですからね。人間誰しもついつい気づかぬ間にそっちに籠もってしまいます。反省して、なる早改善していきます。
5. オープンにするが、情報発生と伝達のタイムラグ間にある情報
2022/7/8 において、経営組織体→その他組織体の公式な情報共有は、進捗100%,決めた状態→共有するという流れが多くなっています。
進捗0~99%の曖昧段階では情報共有されづらく、その状態はタイムラグとして情報共有されていない状態です。
各チームリーダーがそれぞれのmtgで情報共有するか、ARAなどの仕組みで各メンバーから取りに行くことで解消されていますが、ここももっともっと全体がやりやすい文化・仕組みにしたいですね。
「情報共有されていない」と感じる状況も問題である
実態とは別で、どう感じているかもとても大切です。
秘匿された情報量が1%なのか、10%なのかはそもそも認知できないわけで、「どれくらいあるかな?」と考えてしまう状況そのものが問題ですね。
例えば「1%、◯◯と△△は秘匿されています」とある程度でもカタチがわかるようにしていきたいです。
シェルフィーの現状まとめ
- 経営チームを中心に、下記事象が増えてきています
- 確定度0%~99%の曖昧情報が、担当者の中に閉じがちなこと
- 大きな理由がなくついつい経営チームに閉じている情報があること
- とはいえ秘匿情報って絶対量めちゃめちゃ少ないんですが
- 徹底レベルでオープンにしたいので、実態も感じ方も、諸々より良く改善していきますね
シェルフィー、こうしていく
2つの達成を考えています
- 情報の透明化
- 1を適切に扱える環境を作る
1. 情報の透明化
今も素晴らしいですが、より徹底していきます。
まずは経営から行います。
何をやっているか、どんなプロセスか、どんな状況か、
可能な限り多くの領域で、誰でも見える形にしていきたいと考えています。
- 情報公開範囲の明確化(によって秘匿を減らしまくる)
- 会社全体の構造化、情報の集積
- push,pull共にアクセサビリティ向上
などを着手中です。
1.“情報公開範囲の明確化”を次回経営会議で扱い、秘匿範囲(なるべく少なくし、決まったら内容共有しますね)が決まったら2,3をオープンに垂れ流しながら進めていきます。
会社全体として実感を得られるのが、2022/7/8 から2週間~4週間くらいのissueだと考えています。
2. 1を適切に扱える環境を作る
意図を知れること
組織の人数が増えると、ひとつの事象に対して様々な解釈が増えていきます。
それは好ましいことであり、組織の強みにも繋がります。
ただし「①情報の意図が伝わりきらない状態で、②解釈が起きる」は望ましくないと考えます。
プロダクトづくりで言うところの「顧客issueを捉え、製品に落とし込みましょう。」と同じです。
①は出し手のパートで、②は受け手のパートです。
ですので「出し手の意図」がしっかり伝わる環境にしていきます。
これには
- 出し手の説明の仕方、説明頻度
- 受け手の聞き方、聞く頻度
- それぞれの心理的・運用的ハードルの低さ
が重要だと考えます。
要は「気になったことは気軽に聞こうぜ!」の文化・仕組みですね。
適切にパースされること
情報は適切にパースされて初めて活きてきます。
会社組織で言えば、適切にパースされて初めて業務に活かせます。
会社の様々なローデータを、自身の持ち場に合わせてパースできる。という環境・考え方も整備したいです。
要は「そのまま受け取らず、自分が扱えるよう加工する」の文化・仕組みですね。
シェルフィーのみんなにお願いしたいこと
社内に流通する情報を増やしていきます。(絶対量、実感共に)
結果的にですが、不確実であったり、曖昧であったり、意味性の含まれていない情報も増えていきます。
それらに対してこんなことをお願いしたいです。
- 情報の確定度合いを見極めること
- 自分の認識と他者の認識を埋める努力をすること
逆に言うと、不確実さが残っている場合、意味合いを勝手に決めないと良いです。
「自分はこう認識したけど、どうですか?」と対話の姿勢を持ち続けるだけでOKですね(^o^)
おわりに
ビジョンを実現するため、世の中に大きな価値を提供するため、良いサービスを生み出すため。
みんなでよりよい会社にしていきたいですね!
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