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業界課題と解決のアプローチ
業界課題
建設需要に対する、担い手不足⇄若者定着率低下の悪循環
建設産業界の大きな課題感として、ベテラン層の数年内の大量離職とともに、125万人とも言われる就労人口とスキル・ノウハウの消失が懸念されています。
この担い手不足、若年層の定着率の課題に対しては国レベルで様々な改善の取り組みが進められています。
担い手不足解消への2大アプローチ
①担い手を増やす
担い手が少ないのであれば担い手を増やす、というのは最もシンプルな手段です。
建設業界はもちろん国土交通省が建設業界で働く人材確保の促進しており、以下のような取り組みを行っています。
- 賃金・働き方の向上
- 評価の適正化・透明化
- 外国人労働者の雇入
②生産性を向上させる
シェルフィーのアプローチはこちらです
もう一つの手段として、業界の生産性を引き上げる方向があります。
こちらも国が率先して向上に努めており、
- 人材・資材の効率的活用
- 技能者のレベルアップ
- 教育、賃金UP
- i-Constructionの普及
といった施策や仕組み化を図っています。
こういった『生産性を向上させる』取り組みはSaaSの得意領域であり、業界外のIT企業がやることに意義があると考えます。
現場”外”の建設SaaSは伸びしろがある
建設業界における工事現場でのIT投資はめざましく私達が普段目にしない領域で凄まじく進化しています。テクノロジーの導入は早く、工夫や改善も進んでいます。ですが生産性は横ばい〜微増と、他産業と比較すると伸び率は芳しくありません。
その理由については様々な観点からの考察がありますが、ひとえに現場の改善は進んでも、労務など現場の外(施工管理など)の業務はほとんど減っていません。
一方で、現場の”外”の生産性向上については業界企業では中々投資がしづらい背景があります。
建設業界では、工事を進める上で作業員の安全面の管理を最も重視すべきといわれています。
しかし安全管理はもっとも利益から遠いこともあり改善コストの優先度が上がりづらく、誰もが苦労はわかりながらも業務の効率化や進化に恵まれない領域でした。