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建設業界の概況
身近に存在するが詳しい実態はあまり知られていない、建設業はそういった業界のうちの一つだと思います。人手不足の声が絶えませんが、国内産業の中では投資額トップクラスに位置し、投資額も年々上昇傾向です。
年間60兆円の建設投資額、500万人が働く巨大産業
切り口にもよりますが、建設業は国内2位の産業別投資額に位置し、
- 2020年度建設投資額は60.9兆円
- 国内総支出の11.4%
といった数字を誇っています。
人手不足が懸念されてはいるものの、建設業への投資額は年々上昇を続けています。
1992年度の84兆円をピークに、
- 1992年以降は下降し続け、2010年時はピーク時の49.9%減となる41.9兆円まで落ち込む
- が、以降は上昇傾向を維持
- 2020年度は、1992年度比72.5% / 2010年度比145.3%と堅調な推移
を辿っています。
わたしたちサービスでも今現在、100億円・1000億円といった単位の建設現場が日々生まれていたり、施工体制台帳という、必ず全現場が作る(つまり一式工事の最低規模の金額)書類が4000万円以上の工事を基準とするなど、その規模、いち単位の大きさはあらゆる産業でもトップクラスに位置します。
「管理」そのものがプロジェクト完遂の重要業務
建設業界はその複雑性の高さから「管理」そのものが業務になっています。
その中でも管理すべき業務をQCDSEという分類にされ、シェルフィーのプロダクト開発はこの施工における五大管理の一つである労務安全領域を主軸としています。
- Quality(品質)
- 設計書に基づいた工事や、強度や耐震などの基準を満たすよう管理する
- Cost(原価)
- 建物の品質に悪影響を及ぼさず、材料費や人件費などのコストや原価を管理する
- Delivery(工期)
- 品質と予算を伴わせつつ、工期内に完成させる
- Safety(労務安全)
- 施工管理の中で最も重視すべきといわれるのが、作業員のケガや事故を防ぐ安全面の管理です
- 危険と隣り合わせの建設現場において、事故が起こることや場所を想定し、事前に安全対策を行うことが施工管理の重要な仕事です
- Environment(環境)
- 自然環境・周辺環境・職場環境 3つに配慮し対応する